親知らずや歯並び矯正で抜いた健康な歯を、将来の移植治療に備えて預かる「歯の銀行」を広島大学発のベンチャー企業が2005年に始めたそうです。
抜歯直後の移植はこれまでも出来ましたが、時間を空けて移植するには冷凍保存する以外ないそうで、「神経が集まる『歯根膜』ごと移植するので、歯応えや食感が残り、そこがインプラント(人工歯根)との大きな違い」だそうです。
これまでの移植数は約100本で、その9割で歯根膜を生かすことに成功したそうで、歯の保存費用は1本約13万円で20年間、追加4万円で最長40年まで預けられるそうです。