脳で操るロボット

ホンダと島津製作所の共同研究の成果で、3月末、人間が頭にイメージを浮かべるだけでヒト型ロボット「アシモ」に動作を命じる技術を開発したと発表されました。

ヒト型ロボットは日本が世界を完璧にリードしている数少ない分野だそうで、とりわけ脳とヒト型ロボットを結びつけてトップの成果を出している研究室は世界に国際電気通信基礎技術研究所(ATR)しかないそうです。

人工知能が進歩しても人間の考えや感情を読むのは難しいので、ロボットに人間の意図や気持ちを伝えるプレイン・マシン・インターフェース(BMI、脳と機械の連結)技術が必要だそうで、BMIは、もともと米国で医療目的に開発が進んだ技術で、事故や病気で体が不自由になった患者の脳に電極を差し込み、念じる事でパソコンを操作したりテレビのスィッチを入れたりできる技術で、20人以上の患者が手術を受けているそうです。

このBMIとロボットとの組み合わせが新産業の芽となって育って、以心伝心で支持を与えて操作できるロボットの誕生も空想ではなく現実味をおびてきました。

日本には優れた研究者がいるもので、改めて日本人の、日本の可能性を感じて久しぶりに明るい気持ちになりました。

 


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