「野菜工場」参入広がる

野菜工場の企業団体である植物工場普及振興会によると、国内で稼働している野菜工場は約40で、従来はモヤシやキノコ類などに限られていましたが、生産技術の改善でトマトやイチゴ、レタス等も生産できるようになりました。通常の農地では二期作が限界でも、季節や場所に関係なく安定的に育成できる野菜工場では、品質を落とさずに連続生産が可能になり、収穫物の形状や大きさを均一にできるため加工しやすく、また消費者の食の安全・安心の意識が高まる中、無洗浄のまま食べられる点も食品業界などで評価されているとの事です。

政府も高齢化に伴う農業人口の減少を補い、無農薬の野菜を安定供給できる手段を多様化できるとして、野菜工場の普及を後押しする構えで、経済産業省と農林省が連携して支援策を検討しているそうです。


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