日本の総理と韓国大統領

韓国の李明博大統領の支持率が、米国産牛肉輸入問題の不手際などで一時10%台まで落ち込みましたが、直近で48%まで回復したそうです。

貧しい幼少時から現代建設社長まで上りつめた企業家精神が金融危機対応で評価されているようです。

昨年末、アラブ首長国連邦の原子力発電所受注で日立・GE連合などとの戦いで、韓国企業連合が初めて原子力発電所の一貫建設で受注した事は新聞等で報道されています。大統領は11月初めに受注失敗の報告を受けてからUAEの皇太子と電話で直接交渉し、最後は自ら電撃訪問し造船・半導体など政府間の産業協力も約束して、猛烈に巻き返したとの事です。総事業費3兆6000億円。

落札額なども決め手の一つでしょうが、韓国政府の熱意に圧倒されたという事でしょう。

民間だけでなく国としての熱意も見せて初めて新興国のインフラ事業を勝ち取ることができる熾烈な戦いです。生まれ育ちの違いでしょうか。

CO?25%削減、内需拡大も大事ですが、政府はしっかりとした経済政策を打ち立てて、産業界とも連携しながら具体的な行動計画を作成し、日本経済のためにも李大統領のようにスピードをもって実行して貰いたいものです。


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