米メリルリンチ、巨額赤字と公的支援の裏で幹部11人が年収10億円
3月4日付の米ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が、金融危機で経営が悪化し、今年の1月に米銀最大手のバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)に救済合併された証券大手メリルリンチの幹部11人が一人当たり1000万ドル(約9億9000万円)超の高額報酬を得ていたと関係筋の話として報じています。
メリルは昨年276億ドルの巨額の赤字を計上し、合併に伴うバンカメの財務悪化を防ぐため、米政府の資本注入額が450億ドルにも上っています。
世界的金融危機を招いた当事者の一員であり、巨額の支援を政府より受けながら、反省もなく、節操もなく巨額の報酬を得る人達が経営幹部にいる事にアメリカ国民でなくても憤りを感じます。
日時:2009年3月 5日 14:29